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産経新聞の菅叩き、ここに極まれり

あなたは首相の器ではなかった(産経新聞)

(記事より一部引用)
邪(よこしま)な野心だけで政界トップの座を射止めはした。
だが、熟成された政治理念に裏打ちされた国家観、歴史観の
ない菅直人首相(64)は在任中、さぞ胸を痛め、己の卑小
さをいやと言うほど感じたのではあるまいか。ようやくにし
て、そんな煩悶(はんもん)からも解放される。皮肉めいた
言いぶりで恐縮だが、よかったではないですか、と申し上げ
たい。
(引用ここまで)

凄いですよね、産経新聞。いったい、どこのゲンダイかとw

とにかく、この世のあらゆる災厄は菅氏が悪いと言うことに
なっている産経新聞。節電に起因する熱中症で死者が出たの
は原発再稼動を抑制している政権側の問題だと言わんばかり。

でも、そう言う論調は従前の原発政策を黙認して来た新聞社
・メディア関係者として許されるのかな?せめて、自虐的な
述懐の一つでも織り込まなきゃ、単なる菅叩きで終わってし
まいませんか?

退陣に向けての足取りが不明確で、未練がましい印象を与え
たのは菅氏の失敗でしたが、「あなたは首相の器ではなかっ
た」とまで言い切って見せる産経新聞に、清清しさは感じら
れません。特に、災厄を一人の人間に押し付ける論調として
酷かったのが下記の記事でした。

ついに死者!!菅首相の思いつきで続出する3次被害
(産経新聞)


(記事より一部引用)
政界でも「菅直人首相の思いつき」(現職閣僚)としか受け
止められていない「脱原発」路線の影響で、ついに死者が出
始めた。総務省消防庁が12日にまとめた調査(速報値)で、
7月4日から10日までの1週間に熱中症で病院に搬送され
た人が前年同期の897人から5倍以上の4520人に達し、
うち8人が死亡していることが分かったのだ。(中略)

東日本大震災は地震や津波による未曾有の1次被害とともに、
福島原発周辺住民の避難に代表される多くの2次被害を生ん
だ。過剰な節電意識から生じた熱中症は、さしずめ「3次被
害」と言ったところだろう。しかも、1次や2次被害と違っ
て民主党政権、とりわけ菅政権と密接不可分な、正真正銘の
人災でもある。

さすがに、こうした事態は浜岡原発の停止要請以来、心の片
隅にあったのだろう。首相は13日の記者会見で熱中症患者
の急増について「本当に申し訳ないといいましょうか、静養
いただかなければならない問題だ」と謝罪した。後ろめたさ
を感じていたとみえる。

だが、3次被害は何も熱中症に限らない。首都圏には児童や
女性が見知らぬ男に声をかけられたり、付きまとわれる被害
が急増している地域もある。所管の県警本部では「街灯の節
電で、路上に不審者が出没しやすい暗い場所が増えたことが
一因」と分析、警戒を強めている。電力不足を懸念する企業
の海外移転に伴う景気低迷や雇用喪失は、中長期の課題とい
う意味で、より深刻だ。
(引用ここまで)

産経新聞の論調で目立つのは、菅叩きと原発再稼動の推進、
及び東電叩きへの批判です。少なくとも電力不足によって
経済活動が停滞する事は否めないので、再稼動に対する期
待が強いのは当然であります。私も、原発の再稼動は不可
避だと感じている一人ですが、一方で再生可能エネルギー
へのシフトや、今後起こるであろう沿岸部での大地震など
に対する備えなど、決して十分なものではありません。

今の人智だけで、原発を安全に稼動出来るのかは未知数と
しか言えず、福島原発の二の舞になる恐れが強いと言うの
が、最新の経験則から得られる明確な結論だと思います。
少なくとも、「想定外」を連発する電力会社の技術者や
運手員が、万全な体制で原発を維持出来るのか分からない
からこそ、人々が不安になり反対運動が続いているわけで
す。メール問題にしてもヤラセ問題にしても、その場凌ぎ
の対応しか出来ない経産省や政治家に、不安を解消できる
力があるとは思えません。

だからこそ、孫氏が放つメガソーラーの本格的稼動や再生
可能エネルギーへの期待が高まっているのです。風力発電
で一つの町が潤っている現実があるし、国の方針転換と電
力会社の協力さえあれば、原発数機分の需要を満たせるか
もしれません。既に想定された設計寿命を超えつつある原
発と放射性廃棄物の処理に悩むよりも、地元対策費を要し
ない再生可能エネルギーに着目した方が良いはず。世界は
既に動き出しています、脱原発に。

それにしても、産経新聞の政権叩きは異常ですね。両論併
記で最終的に総理を叩くならまだしも、死者が出た事まで
一個人の責任にしているのが痛すぎる。猛暑も節電も自然
に抗えない人類の宿命だったかもしれないのに、原発を止
めた事が全ての元凶の如く印象付ける記事と言うのはどう
したものか。それで良いのだろうか、産経新聞。

仮に、「嫌なら記事を読むな」と言うのであれば、「嫌な
らテレビを見るな」と言う論法と大差がなく、メディアと
しては萎縮している印象を与えかねません。

冒頭の記事で産経新聞は、次の様に締めくくっています。

「菅首相には、才知があっても、惜しむらくは品格がな
かった。いや、狡知(こうち)があっても、というべきか。
そういう政治家が織りなす政権運営はほどなく国民の支持
を失い、行き詰まるのは目に見えていた。菅政権が発足し
てからこの1年余りの時間の浪費を思うと、得も言われぬ
むなしさに覆われるのである。」

「菅首相は退陣に当たり、記者会見を開くことが検討され
ているようだが、これは見物である。おそらくは、自分の
在任中にはこんなに仕事をして十分な成果を出したとか、
国民を思いどれほど政権運営に心を砕いたかとか、万般に
わたり、けれんみたっぷりなあいさつとなるだろう。でも、
もうそんな三文芝居はよしてもらいたい。最後くらいは、
自らが口にした「若い世代に任せる」の考えを実践し、静
かに表舞台を去ってはいかがか。(政治部 松本浩史/
SANKEI EXPRESS)」

この辺の論調はゲンダイと似たものがあって、下手をする
と現在の円高も不景気も全てを菅氏に負わせかねないほど、
菅氏を嫌っている事が分かります。一方で、東電に対する
批判には否定的で、原発再稼動に意欲を燃やしている気配
すら感じられるのが産経新聞。

新聞社にも、諸事情があるのだなと感じた次第。

特に、下記のような東電叩きを批判する文章が産経新聞に
掲載されているあたりが、その辺の事情を明確にしている
と思います。

ジャーナリスト・東谷暁 東電叩き、延命図る菅政権(産経
新聞)


(記事より一部引用)
この国は、政府の責任を一民間企業に押しつけても、まかり
通る国だったらしい。ほかでもない、菅直人政権が慌ただし
く作り上げた、東京電力の福島第1原発事故賠償スキームは
錯誤の産物であり、東電叩きへの迎合策だというしかない。
(中略)
ところが、菅政権は誤った東電叩きの風潮に抗して道理を貫
く姿勢を見せるどころか、逆にこのおぞましい風潮に便乗し
て人気取りに走り、あまつさえ、原発事故とは直接関係のな
い電力の発電・送電分離を持ち出して、さらに自ら東電解体
に乗り出しているのである。

すでに本欄で述べたように、巨大技術を抱える事業体を無理
に解体した場合には高い確率で新たな事故と社会的損失を誘
発することになる。これも枝葉末節をあげつらう東電叩きが
引き起こした当然の結果といえるが、この愚かしい風潮に便
乗して延命をはかろうとする菅政権の政策は、まさに亡国の
所業というべきものだろう。
(引用ここまで)

今回の大震災と大津波は想定外の事態なんだから、これ以上
東電を叩くなと言う内容になっています。当然、賠償問題も
一企業の限界を超えていると考えている様なので、東電には
これ以上の責任は無いと考えている模様。

しかし、過去の文献や歴史的資料で大津波の存在は明らかに
なっていたし、千年周期で起こる大地震の想定もされていま
した。それらに対する対策費が、コスト的に見合わないとし
て採用せずに放置して来たのは国と電力会社です。少なくと
も国が示している安全基準は最低限レベルのものであり、電
力会社が独自に高い安全基準や耐震基準へと見直す事は可能
でした。

それをしなかったから今の福島の惨状があるのであり、決し
て東電も免責されるべきではないのです。賠償の法的区分は
ともかくも、多くの人の手を煩わせ、多くの出費と間接的に
死者まで出した以上、相応の結果を求められるのは至極当然
でありましょう。過剰に東電が叩かれているのではなく、
そこまで国民が追い込まれてしまったのです。

叩いているだけでも、叩くなと言うだけでも何も解決しない。
耐用年数を過ぎつつある原発も少なくない中、やはり脱原発
の流れを止めるべきではないと思います。
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コメント
635:no philosophy by noga on 2011/08/22 at 20:22:53 (コメント編集)

どうしてこれほど次元の低い、中身のない権力争いになってしまったのか。
たとえば、菅さんに代わって新しい方が総理大臣になったら、どういうことを国民にアッピールするのか。日本の政府は何をするのか。
大連立は手段であって、その目的はまた別であります。その話なしでは、国民は政治にはあまり興味はありません。

問題を解決する能力はない。だが、事態を台無しにする力だけは持っている。
これを実力者の世界というか、親分の腹芸か、それとも政党の内紛のようなものか。
意思がなくて、恣意 (私意・我儘・身勝手) がある。
哲学 (あるべき世界の内容) がなくて、陰謀 (たくらみ) がある。
スッキリがなくて、モヤモヤがある。
白日の下ではなくて、朧月夜か。
かくして、日本人の世の中は難しくなっている。

http://www11.ocn.ne.jp/~noga1213/
http://page.cafe.ocn.ne.jp/profile/terasima/diary/200812

636:新しい総理が決まっても by 管理人です on 2011/08/23 at 11:22:33

叩くのでしょうね、産経新聞はw

鳩山前総理は相当なダメ総理だったけど、
菅さんはまだ気骨だけはあったと方だと思う
んですよ。確かに欲深ではありましたが。

政策論争に全力で挑んで欲しいのに、政界は
権力闘争ばっかり。足の引っ張り合い。情け
ない話です。

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