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不正行為の調査を始めたら、なぜかオリンパスの社長がクビに 続報

前回の続きです。日本流のやり方が世界に通用するのか
疑問視され始めました。いつもの様に、手拍子三シャン
で有耶無耶に出来るのかどうか怪しくなっています。

オリンパス泥沼化…「異常な高値買収」高まる市場の不信
(産経新聞)


(記事より一部引用)
ウッドフォード氏が問題視しているのは、この5年間で実
施した4件の買収案件だ。オリンパスは、平成20年に英
医療機器メーカー「ジャイラス」を当時約2千億円で買収。
このうち、買収の助言会社に対して3割に相当する660
億円もの報酬を支払った。半分程度は優先株の取得費用だ
ったが、M&A(企業の合併・買収)に詳しい弁護士は
「成功報酬は通常は高くても数%で、常識ではあり得ない
金額」と指摘する。
(引用ここまで)

何やらキナ臭い話であります。成功報酬の高額さに度肝を
抜かれますね。それでも、監査役会を始めとする第三者機
関の評価は問題なしとなっているそうで・・・本当かな?

まあ、どんな基準で、どんな評価をしているのか気になり
ますよね。

ウッドフォード氏は、事実の解明に乗り出す中で内容を知
り、思わず手が震えたと言います。これが日本の企業の手
法なのかと衝撃を受けたのでしょう。

他にも3社の買収に疑問を呈し、総額734億円を投じた案件
でありながら、腑に落ちない点が幾つかあるそうです。例
えば、電子レンジの容器を作っているメーカーや、資源の
リサイクルを行っている会社、健康食品の販売会社などと、
本業とは関連の薄い事業ばかりが含まれているとか。株式
の取得先を公表していない事も、不明朗であるとして疑問
を呈しています。

「企業文化の違い」とする一蹴する菊川会長ですが、これ
までの報道を受けてオリンパスの株価は下落の一方。法外
な買収活動が経営を圧迫していると分かれば、株主代表訴
訟も現実味を帯びてまいります。

この問題、意外と尾を引きそうですが果たして・・・。

今回の顛末をもう少し詳細に掘り下げた記事がありますの
でご紹介します。

オリンパス、解任のウッドフォード氏が真相を語る
(JB PRESS)


(記事より一部引用)
解任の2週間前にCEOの肩書きを与えていたオリンパス
だが、こうした経営スタイルにもかかわらず、オリンパス
は解任のわずか2週間前にウッドフォード氏にCEOの肩書き
を与えていた。菊川会長はこの時、ウッドフォード氏の指
導力を称え、同氏が進める「変革を受け入れる」よう従業
員に促していた。それなのに、14日の取締役会では、ウッ
ドフォード氏は発言を許されず、全会一致で解任が決議さ
れた。(中略)

今年7月、日本の雑誌が、オリンパスは2006~08年に行った
国内企業3社の買収で過大な値段を払ったとする記事を掲載
し、同社のために買収を取りまとめた投資ファンドで不適
切な取引が行われていたことを示唆した。ウッドフォード
氏が記事について菊川会長やほかの取締役に質問すると、
同氏は「心配しなくていい。あなたは忙し過ぎるから、我
々が対処する」と言われたという。オリンパスは問題の記
事で、疑惑を否定している。
(引用ここまで)

記事が問題視しているのは、英ジャイラス社の買収に絡ん
で支払われた巨額の金銭であります。ファイナンシャルア
ドバイザーへの多額の支払いが、実は不適切なものだった
のではないかと見ていたウッドフォード氏。その氏は30年
間もオリンパスに勤めて社長になったと言う、叩き上げの
人物です。それだけに、こうした不明朗な金の流れに人一
倍のショックを受けたのでしょう。この事を会長らに問い
質しても、適当な返事しか返って来なかったそうで、更な
る調査をしようと奮闘していた様です。

この不明朗な疑いを持たれている支払いですが、総額6億
8700万ドルにのぼり、22億ドルと呼ばれる買収金額の約3
分の1に相当するほどの多額な金銭であったことが分かっ
ております。しかも、この相手先がクセモノでして、所在
が全く掴めない謎の会社である事も、疑惑を深める要因と
なっています。この謎の会社である「AXAM」は、タックス
ヘイヴンとしても有名なケイマン諸島に本拠地を構えるも
のの、実態は不明。AXAM Investmentが正式な名称である
この会社は、外部監査人であった二社ですら詳細が分から
ないとして意見を避けて通るほど、実態不明な会社だとか。

そんな正体不明の会社に、なぜ当時のレートで687億円もの
大金を支払う事になったのか、皆目不明なのです。しかも、
オリンパスが支払いを完了したあと姿を消していると言う
この奇妙さ。2010年7月に登録料未払いで金融会社としての
登録を抹消されていますが、これが支払い完了後の僅か三
ヵ月後だと言うから面白過ぎる。

会長らがこの謎に挑む気があるかは、言わずもがな。更に
追い込みをかける記事が出ております。

〔焦点〕オリンパス7733_Tの晴れない「霧」、資金の流
れで当局の事実解明に発展も(ロイター)


(記事より一部引用)
国内の投資銀行関係者は「オリンパスが支払ったアドバイ
ザリー報酬は法外に高い。通常の報酬は買収価格の1%程
度で、FAが優先株を受け取ることは通常ではあり得ない」
と指摘する。ただ、もはや株式市場の受け止め方は「6億
8700万ドルのうちどこまでが報酬で、どこまでが優先
株の買い戻し価格なのか、それが高いか安いかという問題
よりも、一体なぜそれだけの資金がAXESとAXAMと
いう会社に流れたのかだ」(前述のアナリスト)という不
信感となっている。
(引用ここまで)

オリンパス自体は、AXESやAXAMがFAの正体であると明
言はしていないのですが、副社長に言わせると「知ってい
る」取引先だったことになっている様です。

(記事より一部引用)
AXESとAXAMの存在が焦点になる中で、オリンパス
はFAの名称は開示していない。ただ、17日夜にオリン
パスが開いた投資家向けの電話会議で森久志副社長は、
AXAMが登録を取り消されたことについて「取引が終了
した後は没交渉になっていたので、その会社がなくなって
いることは了解していなかった。ただ、2004年から
2005年ぐらいから取引はあったので、ずいぶんよく
知った間柄だった」と述べた。
(引用ここまで)

興味深いのは、オリンパスの森副社長とウッドフォード氏
の間でやり取りされたメールの内容でありましょう。これ
によれば、「(現金ではなく優先株を支払いの一部に充て
た理由について)本来はキャッシュの支払いが望ましいが、
AXESは(ジャイラスの)成長を享受したいということ
と、FA報酬の課税を遅らせるためにも優先株の受け取り
を求めていた」と書かれています。

記事によるとオリンパスは、こうした内部の機密を外部に
公開しているウッドフォード氏について、「取締役が出す
べきではない情報を発信して会社の経営に問題を起こして
いる」(森副社長)と述べ、法的処置も検討している事を
明らかにしています。

オリンパスは「適切に処理して実施した」と言う立場を繰
り返すのみで、真相を明らかにしようと言う考えはない様
です。しかし、株主や投資家らへの情報開示が不適当だと
非難をされる可能性は残る事から、今後どうなって行くか
は予断を許しません。

実際にウッドフォード氏は、ロイターのインタビューに対
し次の様な行動を取った事を明らかにしています。

(記事より一部引用)
ジャイラス買収で6億8700万ドルをAXESとAXAM
に支払っていたことについて、日本の証券取引等監視委員会
に調査を求める書簡を送付したことを明らかにした。17日
には、重大不正捜査局(SFO)の当局者に状況を説明。
現在もオリンパスの取締役の立場にあるウッドフォード氏の
「内部告発」を国内外の当局がどのように受け止めるのかが
注目されているが、ウッドフォード氏はインタビューで
「これまでのところSFOは非常に協力的だ」との認識を示
している。
(引用ここまで)

オリンパスがウッドフォード氏を責め様とすればするほど、
先に不利な情報が流れてしまっているので、思いのほかに
状況は厳しくなって行きそうな気配。今後が気になります。
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