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もんじゅの部品落下事故、ようやく復旧へ

装置落下の復旧完了=もんじゅ、費用21億円―原子力機構
(WSJ日本版)


(記事より一部引用)
福井県敦賀市の高速増殖炉「もんじゅ」で2010年、燃料交換
用の装置が原子炉内に落下したトラブルで、日本原子力研究
開発機構は8日、新たに製作した装置が正常に動くことを確認
し、トラブル前の状態に復旧したと県や敦賀市に報告した。

中継装置の回収や新規製作などに21億円かかったという。
原子力機構はトラブルの責任を問い、鈴木篤之理事長ら役員
4人は給与の10%を1カ月間返納、もんじゅの近藤悟所長は
厳重注意の処分とした。 
(引用ここまで)

この問題では、担当していた燃料環境課長(当時57)が昨年
の2月21日に自殺をしていた事が分かっています。ちょうど福島
の原発が大事故を起こす前ですね。自殺した課長は、燃料の
取り扱いに関して特許も取得していた専門家だったそうです。
家族に「ちょっと出てくる」と言い残し、行方不明になっていまし
た。その後、山中で自殺をしていた事が分かり、遺書も見つか
っています。

今回の変形して使えなくなった装置は、作り直すだけで約4億
4千万円の費用が必要でした。また、回収と復旧に必要な費用
が約9億4千万円と高額で、いずれも東芝と随意契約を結んでい
ます。(特に中継装置の製作は、入札の段階で東芝しか名乗り
出なかったそうですが・・・。)

興味深いのは、落下した装置の状態を観察するだけで3億7千
万円の費用がかかっていること。これは先に書かれた費用とは
別のもの。この他に、約3億円ほどが別の費用に使われていま
す。当初の予定より額が増えている事に関して、説明が不足し
ていますね。

炉の容器に落下して変形した12mの棒(重さ3トン)は、これ
までも引き抜き作業が検討され実施されてきたそうです。が、
いずれも失敗しているそうです。その間、稼動や廃炉も出来
ない状況が続いていたわけです。

もんじゅは、燃料に高濃度のプルトニウムを使っている関係で
普通の原子炉以上に慎重な取り扱いが要求されるそうですね。
加えて、冷却材のナトリウムがとんだクセモノ。熱伝導性には
優れているものの、扱いがとても難しく過去にはナトリウムを
漏らす事故も起きています。

年間の維持費用だけでも、相当な額が投じられて来ましたが、
実用性の目処が立っていないだけでなく、事故を繰り返す施設
に国民の批判が集中しています。

これまでに費やされた研究開発費用は、ざっと2兆4000億円
以上。それも、東芝などの一部の企業でなければ対応が困難
な代物です。冷却に液体ナトリウムを使用している都合上、
外気に触れる事は許されません。少しでも触れたら即火災と
なり大惨事です。こうした事から、変形した装置を引き抜くだけ
でも大変な作業だったと思われます。

詳細については、こちらの記事が参考になります。
もんじゅ落下事故に甘い認識、文科省の死角(団藤保晴)

資源の少ない我が国にとっては夢の技術である、高速増殖炉。
しかし、これまでにも大きなトラブルを引き起こしております。
万一、大事故でも起きたら福島原発の事故の比では済まない
かもしれません。

実際、ナトリウム漏洩火災事故が1995年に起きましたが、その
事故以来2010年になるまで再稼動の目処が立ちませんでした。
火災の原因は、二次冷却系で温度計が破損しナトリウムが漏れ
出した為に起きています。この時、火災報知機を停止させる等
の処置をとった事で、被害が拡大している事を示す後続の警報
を見落としています。

事故後の会見では、詳細をふせた資料を提示したことで批判を
浴びています。その後詳細が明らかになるに連れ、報道が過熱。
西村成生・動燃総務部次長が自殺をする事態となりました。

担当者がなぜ自殺をするのか・・・そこに、この夢の技術の底無
しな恐ろしさが潜んでいる様に思えます。
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