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政界を引退する二人の苦言・提言

対談 引退前に苦言 自民党・森喜朗元首相/民主党・渡部恒三最高
顧問(毎日新聞)


(記事より一部引用)
解散・総選挙の足音が大きくなる一方、周辺諸国とのあつれきが強まり、
日本は国内外ともに波高し。そんなお盆明け、1969年に初当選し今期
限りの引退を決めた自民党の森喜朗元首相(75)と民主党の渡部恒三
最高顧問(80)が同僚や後輩に苦言を呈する。司会は松田喬和専門編
集委員。

−−最近の若い“チルドレン”政治家にどんな感想をお持ちですか。

渡部
森さんは早稲田大学雄弁会の後輩当時から付き合ってくれているけど、
今の若手は損得しか考えない。謙虚さや義理人情に欠ける。例えば自分
より力がなくても先輩だから頭を下げることもなくなった。


国会議員になっただけで有頂天になり、今までやってきたことはすべて
正しいという姿勢が見られる。

渡部
昔の政治家は英語ができなくても知識がなくても、国や故郷を思う心は
強かった。今の若手は非常に優秀だが、そこが足りない。


自民党の部会でも冒頭だけ来て挙手して、メディアにのるようなことを
言ってさっさと退室してしまうんだ。これでは落ち着いた議論はできない。

−−なぜそんなふうになったのでしょう。

渡部
問題は選挙制度。中選挙区制の時代は、人を選ぶことができた。ところが、
小選挙区制は人ではなく党で選ばざるを得なくなった。


中選挙区の場合、5人区では有権者数の2割、4人区だと25〜30%を
とれば当選できた。今は原則51%とらないとだめ。歌手に例えると、渡部
先輩は東海林太郎、僕は加山雄三や小林旭。味はあるけれど圧倒的人気
はない。小選挙区ではSMAPや嵐ぐらいの人気がないと当選できないが、
私たちが嵐にはなれない……。中選挙区制では農業ならこの人、外交は
あの人と選択できたが、今はできない。専門性の高い政治家がいなくなっ
た。
(引用ここまで)

上記の対談は2012年08月23日の毎日新聞(東京夕刊)に掲載された物
です。重鎮のお二人が引退を前に若手へ苦言を呈しております。

とかく、年をとった者が長らく権力の座に居座ったりする事は、老害と呼ん
で好まれないものですが、お二人の場合は果たしてどうだったのでしょうか。

記事を読んでいると「専門性の欠如」や「礼儀の不足」を挙げて苦言を呈し
ておられますね。昨今の大臣らが不規則発言や無責任な認識を示して野党
側から散々叩かれておりましたが、森さんも現役の総理時代に相当な物議
を醸していた事は忘れていないはず。

党で選ぶよりも、まずは人を重視すべきだと言う論調は以前からも上がって
おりました。パフォーマンスやマニフェストだけで、票を投じる判断をして良い
ものかと言う疑問は、きっと誰しもが抱いているはずなのです。お二人の指
摘はごもっともだと思います。

しかし、現実の政策では数の論理が優先されます。総理の言葉を否定する
若手や幹部がいる上に、小沢元代表の様に勢力争いに長けている人が荒
波を立てたりする現状では、理想を貫く事も困難でしょう。特に小沢さん
に対する見方は厳しいものがあるようです。

(一部引用)

民主が小沢さんに頼っていたのは事実だが、この20年間、彼は政党を作
っては壊し続けた。民主にとっては体にたまった結石のような存在。今は、
痛みがとれて民主党は身軽になった。

渡部
私は厳しく反省している。東西冷戦下の学生時代から2大政党が理想だと
考えていたので、自民党を離党し小沢君と行動を共にした。でも私はイエ
スマンじゃなかったから、最初から最後まで小沢君は私を信用せず、重用
しなかった。当然、私も信用しなかった。
(引用ここまで)

小沢さんは豪腕だけど、結局は豪腕と言うだけで国民の為には働いてい
ないと言うのが私の偽らざる感想なのですが、お二人はクラッシャー小沢
の悪い所を的確に把握している様です。そして面白いのは、二人とも小選
挙区制の導入を失敗だったと見ている点。いわゆるチルドレンを生み出し
た従来のやり方では、次の選挙になると新人が生き残れない・・・だから
この制度には重大な欠陥があると見ている様です。

まあ、争点のある選挙の方が盛り上がるのは分かるのですが、新人議員
の多くが何をしているのかサッパリ分からないから困ります。今はブログ
やツイッターなど、たくさんの情報発信が出来る世の中なのに、重要な政
策に対しての分析や情報提供が不足している気がするのです。

そして、お二人は日本の外交問題にも触れていました。特に森さんの説明
はとても分かりやすい。

(一部引用)

今ほど日米関係が希薄になっているときはない。日本は武力がないかわり
に何かあれば米国が助けてくれるから他国は手を出さなかったのに、米国
が「日本はどうでもいい」となったら他国にとって怖いものはなくなる。
(引用ここまで)

以前、アメリカのメディア関係者が厳しい事を口にしていたのを思い出しま
した。確か、アメリカの日本に対する接し方に変化があるかもしれないと言
う内容のものでしたね。日本に魅力を感じなくなったらアメリカはそっぽを
向くかもしれないと言った内容だったと思います。

日本は沖縄の基地やオスプレイの問題で、アメリカとの関係がギクシャクし
ています。鳩山元総理が「腹案がある」と妙な発言をした事で人々が疑心
暗鬼になってしまったことが残念です。

さて、渡部さんは日本の原発問題について触れていましたね。今となって
は反原発の立場を貫きたい構えの様ですが、福島県に原発を誘致したのは
渡部恒三氏の甥っ子である佐藤雄平氏でした。言わば、渡部恒三氏は原発
利権に近しい存在。元から反原発と言うわけがなく、先の事故で考えが変
わったのだと思います。

「原発を作って県民は長生き」
「タバコを吸うと健康に良い」

こんな分かりやすい擁護をしていた人が、現実を知ってか態度を変えてしま
った。引退する身だから可能なのでしょうね。でも、現役世代には闇雲に反
原発と叫べないもどかしさがあります。

いずれも、選挙対策の上で地元の振興策は避けて通れないものです。
政治家なら誰もが利権の中で生きて行かねばなりません。理想だけでは
落選します。政治家が嘘つきに見えるのは、日和見的に発言を変えてしま
うからでしょうね。言っている事はさほど間違っていないし、人々の生活
を支えて来た事は事実です。それを政治家の仕事だと言う人がいるなら、
多くの人が納得するはず。政治家の仕事は金の奪い合いであり、いかに
地元に利益を落とせるかであります。

それでも、原発によるミスは大きかった。誘致したり宣伝するだけでは
ダメだと言う事を露呈してしまいました。渡部さんには原発のマイナス
面もしっかりと見ていてもらいたかったです。あの時、共産党の議員が
原発の危険性を訴えていた時に、渡部さんは何をしていたのだろう・・・。
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