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特集>そろそろ、我が家もUPSを買おうと思うが・・・

あると停電時に助かる無停電装置、略してUPS。パソコンなどを使用
している時には頼もしいアイテムとなります。さて、我が家もUPSを
設置して安心のパソコンライフへと進んで見たい今日この頃。

さっそく、いろいろ調べて見ました。

※まずは基礎知識から・・・UPSの種類
 1)常時インバータ給電(オンライン)方式
   ・交流入力→直流変換(コンバータ)→バッテリ充電→交流変換
    (インバータ)→交流出力と言う流れで電力を供給。停電時には
    無停電でバッテリからの出力に切り替わる。
   ・常に定電圧で定周波の綺麗な電力を供給出来る。
   ・ノイズや突発的に起こるサージの侵入にも強い。
   ・停電時の瞬断がない(即座にバッテリでの供給へと切り替わる。)
   ・常に一定の電力ロスが生じる上、製品価格も高くなる。
   ・業務用のUPSはほとんどがこのタイプ。

 2)常時商用給電(オフライン)方式
   ・交流入力→交流出力と言う流れで、通常は電力会社の電力をその
    ままスルーして無変換で供給。バッテリも自動的に充電される。停電
    時のみ自動的にインバータを経由して交流出力を行う。構造上、無停
    電での切り替えが出来ず、瞬断が発生する方式。
   ・普段は電力会社の供給する電圧・周波数に依存する。
   ・停電時の瞬断がある(バッテリからの供給までタイムラグがある。)
   ・電力のロスは比較的少なく、製品価格もリーズナブル。
   ・家庭用の安いUPSがこのタイプ。

 3)ラインインタラクティブ給電方式
   ・上記1・2の良い所を組み合わせた方式。通常時はスルー出力し、一定
    範囲内の電圧変動であれば、トランスのタップを自動的に切り替えて
    電圧の変動を抑える。停電時や一定以上の電圧変動が生じると、自動
    的にバッテリからの供給を開始する。
   ・比較的シンプルな構造で低コスト。
   ・通常時はスルー出力をする為、電力のロスが少ない。
   ・電圧調整機能を装備している。
   ・停電時の切り替えで瞬断が起こる。
   ・電圧変動の多い場所で使うと、バッテリの消耗が早くなる。

参考資料
UPS方式の違い(株式会社ユタカ電機製作所)

UPSは、停電時も正弦波出力が出来る物を選ぶと良いそうです。但し、値段
は少し高目。安価な製品には矩形波出力の物があるので、パソコンの電源と
相性が出る場合もある様です。特に、力率改善(PFC)回路内蔵のATX電源と
接続をする時は、正弦波出力の出来るUPSを選ぶべきだとされています。
矩形波出力UPSとPFC搭載電源(たこ焼き)
無停電電源装置(UPS)の選定方法(オムロン)
APCに聞く「UPSのイロハ」(AKIBA PC Hotline!)

そして、最も重要なのがバッテリの入手性。バッテリには寿命があるので、
だいたい3年程度で交換をする必要があるとか。機種やメーカーによっては、
バッテリが本体価格に近い事もあるので、こちらにも注意が必要らしい。
また、多くのUPSが安価な鉛蓄電池を採用しているので、重量物である事
を覚えておく必要があります。送料や設置場所などもよく吟味する必要が
ありそうです。(大容量な製品になればなるほど、重量も増える。)

UPSは無停電時に活躍する反面、長く稼動させられる品物ではないそうで
す。パソコンが無事にシャットダウンするまでの時間稼ぎをするのが役目
だそうで、と言う事は、パソコンとの連携がしっかり取れる機種を選ばな
ければ無意味。USB端子や対応したソフトウェアが別途必要になる様です。
(まあ、製品に付属しているのが普通みたいですが。)

さて、UPSで売れ筋のメーカーはと言うと、APC、CyberPower、オムロン、
ユタカ電機製作所などが挙げられます。他にはサンワサプライなども発売し
ている様です。今、価格COMで人気なのはオムロンのBY50Sと言う製品で
した。次に人気なのは、APCのES550 BE550G-JPと言う機種です。

オムロン BY50S(正弦波出力タイプ)

OMRON BY50S 無停電電源装置(常時商用/正弦)500VA/300W

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OMRON BY50S 無停電電源装置(常時商用/正弦)500VA/300W

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感想(1件)



APC ES550 BE550G-JP(矩形波出力タイプ)

APC ES 550 BE550G-JP 無停電電源装置 550VA 330W

価格:8,513円
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APC ES 550 BE550G-JP 無停電電源装置 550VA 330W

価格:8,513円
(2012/11/23 21:37時点)
感想(8件)



突発の停電に強いのは自前でバッテリを搭載しているノートパソコンに
なるのですが、デスクトップ機の使い勝手の良さも捨てがたい。と言う
事で私はUPSを選ぶ事にしました。(追加でノートPCを買っても置く所
に困るしw)

で、APCが良く売れているらしいので検討したのですが、搭載されてい
るバッテリが初期の段階で傷が入っていると言う報告があるようです。
つまり。再生品の可能性もありそうな気配。また、メーカーに仕様や
疑問点を問い合わせても、企業秘密などの理由で口頭による回答にな
ったり、酷い時は回答が大幅に遅れたりすると言う報告を見かけました。
使いまわしのバッテリ- 2010/3/29(アマゾン)
jazz88 さんの無停電電源装置(UPS)レビュー(価格COM)

と言うことで、サポートの面ではやや不安が残ります。外資系の企業は
少しシビアな対応をしそうなので、国内メーカーに的を絞ろうと思います。
となれば、オムロン辺りを選ぶべきか?うーん、悩ましい。

ところでもうひとつ気になるメーカーがあります。こちらは出力がステップ
波と書いてあるのですが、変更正弦波と言うもので矩形波(スクウエア波)
よりはマシな製品らしいです。ただ、容量の割りに安いからビックリ!!
更に、交換用のバッテリも安いから助かりますね。

CLASSIC PRO UPS500IIU 無停電電源装置(ステップ波出力)
容量500VA、許容電力300Wまで、ラインインタラクティブ方式

CLASSIC PRO UPS500IIU 無停電電源装置(UPS)

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CLASSIC PRO UPSB7AH(上記機種交換用バッテリ)

CLASSIC PRO UPSB7AH 無停電電源用バッテリーユニット

価格:1,500円
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感想(0件)



CLASSIC PRO UPS1200LX 無停電電源装置(ステップ波出力)
容量1200VA、許容電力720Wまで、ラインインタラクティブ方式

CLASSIC PRO UPS1200LX 無停電電源装置(UPS)

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(2012/11/26 14:21時点)
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CLASSIC PRO UPSB7AH(上記機種交換用バッテリ・2個必要)

CLASSIC PRO UPSB7AH 無停電電源用バッテリーユニット

価格:1,500円
(2012/11/26 14:19時点)
感想(0件)


うーん、安いわあw 出力がステップ波と言うのが良く分からないがw
調べても変更正弦波って余り出て来ないし、PFC搭載のATX電源と相性
が良いのかも分からない。と言うよりこれも純粋な正弦波じゃないから、
ATX電源から見ればやはり想定外の電源だと言う事になるのかもねー。

ただこの機種、消費電力が36W以下の機器を2分以上バックアップすると
電源が切れるとか。と言うのは、約36W以下の消費電力で無負荷状態と
判断するらしくバックアップをやめてしまう模様。しかもこの機能は無効に
出来ないと言うから、うーん。
アマゾンのレビュー記事

ちなみに、私の使っている自作マシンは安物の電源を使っております。
ほぼ間違いなくPFC(力率改善回路)などは内蔵していないはずです。
ならば、矩形波や変更正弦波出力のUPSでも良さそうですが、2ちゃん
ねるのこんな記述を見るとさすがに不安。

(一部引用)
695 名前:不明なデバイスさん[sage] 投稿日:2009/04/19(日)
17:55:19 ID:zpw3ebzQ

PFC破損のメカニズムは、大体こんな感じ。
①擬似正弦波(矩形波)をPFCにぶち込むと、電圧の急激な上昇に
 PFC回路のF/Bが追いつかず、最大DutyのまましばらくFETを駆動
 してしまう。
②PFC用のチョークコイルが飽和してインダクタンスが低下→過大な
 電流がPFC回路に流れ込む。
③FETのアバランシェ耐量を超えた電流がFETに流れ込むと、FETは
 めでたく昇天。

①の発生はほぼ避けられないが、②や③は設計マージンの取り方次第
で回避できる。問題は、擬似正弦波入力に耐えられる電源か否かが
スペック表では分からない事だね。IEC61000を満たしていれば、多分
大丈夫だと思うけど・・・
(引用ここまで)

うーん。恐ろしい事が書いてあったw

うちの小錻力(420W)殿はどうなんだろう。
AP-420CKM V2.3 小錻力(POWEREX-JAPAN)

やっぱり、高くても正弦波出力のUPSにしようかな。(将来、ATX電源を
交換する可能性も出て来るだろうし、リスクが高いのはちょっとなあ。)
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