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大惨事となった病院火災、入院患者が多数死亡

スプリンクラーなかった…火元は処置室のある1階か(テレビ朝日)

(記事より一部引用)
火災が発生した整形外科は、地下1階、地上4階の鉄筋コンクリート造り
でした。地下は倉庫と休憩室、1階と2階は診察室と病室、3階は前院長の
住居、そして4階は看護師の寮になっていました。火災が発生した当時、
地下には看護師が1人、1階には入院患者が1人、2階には入院患者が12人、
3階には前院長夫妻、そして4階には看護師2人がいました。この火災で、
1階と2階の入院患者合わせて8人と3階の前院長夫妻が亡くなりました。
(引用ここまで)

これまでに分かっている事は、多数の犠牲者が出ている事と、火元が
1階の避難階段横にある温熱治療器などがある処置室あたりだと言う事
です。この病院には火災報知機や避難器具などは設置されていたものの、
スプリンクラーは設置義務がなくありませんでした。気になったのは、
7カ所の防火扉がいずれも閉まっていなかったという事です。

火災で一番怖いのは煙です。私も消防訓練では煙の恐ろしさを真っ先に
体験しますが、本当に視界が悪くなり息苦しさを覚えます。一時もそこ
に留まっていようなものなら、具合が悪くなる事必須です。発煙筒の煙
だけでも大変なのに、実際の火災になったらこんなものでは済みません。

証言では「どす黒い」煙が出ていたとの事ですから、プラスチックなど
の石油系素材が燃えていたのだと思われます。当然、吸い込めば人体に
大きなダメージを与えます。まして、入院している患者であれば尚の事
です。

死亡した患者の多くが自分のベッドの上で見つかっており、一酸化炭素
中毒で死亡した疑いが濃厚になっています。やはり、防火扉で閉鎖され
ていないと、短時間の内に上部階へと煙や一酸化炭素が移行する様です。

普段は防火扉の存在に無関心な我々ですが、いかに早く防火区画を形成
して逃げる時間を確保するかが重要です。排煙設備などもあれば良かっ
たのでしょうが、こうした強制排気出来る設備は設置費用が高くなるの
で、一般的な個人病院では設置されていないのが現状でしょう。そう言
う意味では、スプリンクラーも同様です。建物の所有者に設置義務を負
わせるのは簡単な事でしょうが、コストが高いので二の足を踏むのが現
実です。(消防設備は設置後も点検が必須ですから、維持費用の面でも
頭が痛いものです。)

せめて、防火扉が自動的に閉まっていれば良かったのでしょうが、その
使い方や作動原理を知っている病院関係者がどれだけいたのか気になり
ます。連動用感知器が設置されていたのか、どう操作すれば動かせたの
か、非常放送の設置はどうだったか、火災時に責任者や管理者はどうし
ていたのか、通報が遅れたのはなぜなのか、あらゆる疑問が尽きません。

今回、前院長夫妻も亡くなったそうです。前院長と言う、かつて権限と
責任を握っていた人ですら、ひとたび火災に至れば犠牲者となります。
それを考えると、現役時代にもう少し防災へ気を配って入れば良かった
のかもしれませんが、今となっては成す術もありません。

夜勤者など少ない人数で、体に支障がある患者を一斉に避難させる・・・
どう見ても無理がありますね。だからこそ、いち早い通報が望まれる
ところです。

(追記)
院長謝罪「私が患者さん殺した」 福岡病院火災(サンケイスポーツ)

(記事より引用)
安部龍暢院長は11日夜、福岡市役所で会見し、「多大な被害を発生
させて誠に申し訳ない。できる限りの責任を取りたい」と頭を下げた。

被害者や遺族への思いについて問われると「すみません。私が患者
さんを殺しました」と涙を流した。出火原因は分からないとした上で
「夜間に何か起きたときの対応が十分でなかった」とうつむくと、
当直の看護師が1人しかいないときのマニュアルが未整備だったこと
を明かし「非常に反省すべきところ」「自分の甘い読みだった」と
反省の言葉を口にした。
(引用ここまで)

前院長の息子さんである現院長が、報道陣の前で謝罪会見をしました。
自分の両親も今回の火災で亡くしており、非常に憔悴仕切った様子が
引用先の紙面からも伝わって来ます。災害に「たら・れば」はありま
せん。「あの時こうしておいたら」「こうやっていれば」と悔いても、
今となってはどうする事も出来ないものです。

思えば、誰しもが災害に直面する事を望むはずがなく、被害を最小限
に食い止めようとするのが普通。にも拘らず、こうした事態に及ぶの
は何故なのでしょうか。火災は、どの家庭でも職場でも起こり得る災
害です。日々のニュースでも見聞きしますし、空気が乾燥する時は役
所や消防署が注意を喚起しています。

火災の怖さは知っているはずなのに、どうしてもいざと言う時の備え
が十分ではありません。もしも、スプリンクラーが設置されていれば
今回の悲惨な火災は起こらなかったかもしれないからです。しかし、
そうした設備を有している個人病院がどれだけあるのでしょうか。

今回の火災では初期消火を行った形跡がない事から、まさしく寝耳に
水の状態で起こった災害だと言えます。気付いたら時すでに遅しと言
う状況で、もはや我が身を守る事で精一杯だったのでしょう。

また、この時の宿直者は60代女性看護師が1人だけだったとか。出火の
時は地下1階におり、地上階に上がって来た段階で火災に気付いたそう
です。この女性は通りかかったタクシーに通報を頼んだそうですが、
消防隊が到着した時は既に1階から炎が見える状態だった模様。

博多消防署の方では「通報が遅れ、初期消火もなされていなかった可能
性がある」と指摘しており、病院側の防火体制に相当な不備があったと
見ている様です。

また、数日前に防火扉の作動を確認していたと主張する院長は、連動用
の感知器(センサー)を使った試験までは行っていませんでした。ただ、
今年になって専門の点検業者が動作確認を行っていた事から、機器的な
故障は考え難い状況です。となれば、なぜ火災報知設備と連動しなかっ
たのでしょうか。この辺に、何らかの深刻な問題が見え隠れしています。
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