トップページ | 全エントリー一覧 | RSS購読

[耳寄りな情報]

[リンク]

[FC2カウンター]

[ブログランキング]


人気ブログランキングへ

[ブログ内の検索]

[最近のコメント]

[最近のトラックバック]

[カテゴリー]

[FC2]

認知症者が引き起こした損害について、遺族はどこまで背負えるか?

認知症:鉄道事故死遺族ら「24時間見守りなんて無理」(毎日新聞)

(記事より一部引用)
在宅介護に取り組み家族を失った各地の遺族が、予期せぬ賠償請求に直面して
いる。認知症の人の鉄道事故。予防や安全対策が追いつかない中、遺族の監督
責任だけが問われる事態に、「できるだけ住み慣れた地域で」という国の認知
症施策は課題を突きつけられている。
(引用ここまで)

この事故、毎日新聞の記事を要約するとこの様になります。家族を持つ身なら、
誰もが直面する課題でありましょう。

1)2012年3月6日夕刻、自宅から約15分の東武東上線川越駅近くの踏切で電車
 にはねられ死亡。亡くなった女性は当時75歳。認知症を患っていた。78歳の
 夫は、近くに住んでいる44歳の長女宅に立ち寄り、妻の行方を捜していた。

2)夫は自治会の用事で1時間ほど自宅を留守にしている。その隙に女性が家を出
 たものと思われるが、行き付けの病院付近で目撃されていることから、病院に
 用事があった可能性も指摘されている。

3)長女は「寝ているだろ」と思い、寝床を確認する。コートやGPS(全地球測位
 システム)付きの携帯電話、名前と連絡先を書いた「迷子札」が残されていた。

4)女性は老後に物忘れの症状が目立つようになっていた。70歳を過ぎた頃には、
 胃がんの手術を受けている。医者から「麻酔で(物忘れの)症状が悪くなる事
 がある」と告げられていた。退院後、近くのスーパーから1人で帰れない状態
 となり、事故の1年半ほど前には認知症と診断されている。

5)女性は週に1度ほどの徘徊が見られた。道が分からない事はあったが、大声を
 上げたり排せつで面倒をかける事はなかった。その為、要介護度は「部分的介
 護が必要」とされる「2」に留まり、施設には入れずにデイサービスを利用し
 ながら経過を観察していた。

6)夫は妻の就寝時も部屋の出入り口で横になる様に努め、妻がトイレに立つ度
 に起きて見守っていた。孫も外出する際は、常に手をつなぎ注意を払うなど
 気配りを欠かしていない。万一に備えて、近所にも症状を隠さず伝えている。

7)事故から約2カ月後、東武鉄道から損害賠償を求める連絡が来る。この時の
 請求額は約137万円。年金暮らしであり支払える余力がない為、弁護士へ相談。
 最終的に東武鉄道側が事故対応に要した人件費などの請求を放棄。他社による
 代替輸送分の約63万円分についてのみ負担して貰うことで和解が成立。

8)今回賠償に応じた遺族は、昨年8月にあった同種の裁判である名古屋地裁の
 判決について下記の様な感想を漏らした。裁判所は「目を離さず見守ること
 を怠った過失」として被告側の過失を認定している。

 「介護実態に合わない」
 「鍵をかけて柱にでも縛ってないと、24時間ずっとなんて無理。」
 「でも縛るのは虐待だ。判決通りだと買い物一つできなくなる。介護する人
  は一体どうすればいいのか」

・・・

かつては痴呆、ボケ老人と呼ばれてきた認知症。しかし、年齢を問わず誰にで
も起こる可能性があります。ある統計では、高齢前期における認知症有病率は
1~5%ほどだそうです。これが75歳以上になると10%を超え出し、85歳以上
にもなると27%と言う確率で発症する人が増えるとか。90歳以上では実に60%
もの人々が認知症になると言われています。高齢化社会は認知症との闘いでも
あります。

ネット上では「公的な安楽死」を望む意見が見られます。老人が老人を介護する
老老介護が現実となっている昨今では、悲観して心中を図る事案も起きています。
現在の福祉レベルでは、24時間満足の出来る介護は無理でしょう。その為、認知
症を予防する取り組みが最も重要だと言えそうです。
トラックバック
トラックバック送信先 :
コメント

[楽天市場の注目商品!]


[楽天ソーラー]

[楽天カードが便利!]

[楽天スーパーWiFi]