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繰り返される痛ましい事故

東京・立川市の病院、国立病院機構災害医療センターの駐車場で起こった死亡事故に強い衝撃を受けました。高齢な運転者による暴走事故は今に始まった事ではありませんが、今回は駐車料金の清算に起因する事故だと見られます。繰り返される悲劇の連鎖を何とか食い止められないものでしょうか。

事故を起こした83歳の女性運転手は、精算機のバーを折って植え込みを突破、通行人を跳ねて二名を死亡させました。「ブレーキをかけたが止まらなかった」と述べていますが、現場にはブレーキ痕などは見当たらず、誤ってアクセルを踏み込んでいたものと見られます。また、当時は徹夜明けの状態で、高齢の女性が安全に運転出来る状況だったのか甚だ疑問です。

ここで気になるのが、女性の置かれた状況です。夫が危篤状態となり、ここ数日が山であると医師に言われていたそうですね。徹夜で泊まり込んだ後は一度帰宅して、夫の冬物を準備する予定だったとか。準備が出来たら、再び病院に来るつもりだったようです。高齢者でなくても徹夜明けで運転をすることは非常にリスクが高く、こうした状況下でタクシーやバスを利用しなかった事は残念でなりません。

また、こうした時は駐車場の料金などに特別の配慮があっても良いと思います。多くの病院では泊りがけの付き添いも想定して、駐車料金を大幅に割り引いたり免除する仕組みを整えているようですが、ここではどうだったのでしょうか。病院のサイトを見てみると、「面会・その他の方は1時間30分まで・・・100円 以降1時間毎・・・100円」とあり、特に割引などの処置はないようです。仮に10時間ほどの駐車を行うと、900円以上は必要です。車を駐車場に置いて帰れば、交通機関の料金に加え駐車料金も引き続き発生します。となれば、多少のリスクを負ってでも自分で運転して帰ることを望んでも不思議ではありません。ましてや、家族が病院に運ばれる状況ともなれば、身の回りの準備などで忙しくなります。冷静な判断はとても困難だと言えましょう。是非とも病院には、こうした状況下においても利用者や家族が困らないように、一定の配慮をお願いしたいと思います。

そして、駐車場の精算機についても考える必要があると感じました。

一般的な有料駐車場には無人の精算機が設置され、各利用者が入り口で発券された駐車券を挿入して退出します。時間内であれば無料、あるいは時間に応じて既定の料金が発生するのが普通です。実はこの精算機の扱いが少し面倒なのですね。出口ゲートへ車を寄せる際に精算機との距離が重要になるからです。近付き過ぎれば車両と接触しますし、遠ければ手が届かず駐車券を挿入出来ません。手が届かなければ車のドアに体を寄せなければなりませんが、今度はシートベルトが邪魔になります。自ずと不自然な姿勢で体を捻ることになり、この時に足元がおぼつかなくなります。ブレーキペダルから足が離れればオートマチックの車はクリープ現象で前に進み始めます。慌てた運転手がブレーキを踏もうとした時には足の位置がズレていて、誤ってアクセルを踏み込んでしまう事になるでしょう。車は更に加速し、慌てて更に強く踏み込めば車は勢いよく暴走します。その先に申し訳程度の防護柵があったとしても、歩行者は守られません。

こうした危険性は多くの現場でも見られるはずです。若い人は上手に精算機へ車を寄せることが出来ますが、不慣れな人はどうでしょうか。無理やりに体を寄せて駐車券を挿入している人を見かけませんか?後ろには次の車が待っているので、バックしてやり直すことも出来ません。慌てて最後には駐車券を下に落としてしまう人もいるほどです。最近ではこうした問題を考慮して、事前精算機を導入している施設も多いそうですね。これは入場時にカメラでナンバープレートを撮影しておき、出庫時に事前精算が済んでいればナンバーを照合してバーが上がる仕組みです。これだと出庫時に駐車券を挿入せずに済みますから、渋滞せず実にスムーズです。

病院のように不特定多数の人が利用するところは、安全性の確保を最優先に考えて欲しいと思います。精神状態や病気の影響で運転がうまく行かない時だってあることでしょう。歩行者もいつものような身軽な動きは出来ないかもしれません。私も急な病気や検査で家族を病院に連れて行く事がありましたが、初めて行くところは駐車場の出入りで戸惑います。このように注意力が偏っている時は、慎重に運転をしないと事故を起こしかねません。

アクセルとブレーキを踏み間違える事故がこれだけ多発している以上、自動車メーカーも対策に乗り出すようになって来ました。ブレーキアシスト機能や保護装置なども普及段階に入っていると言えましょう。例えば、2010年から4年間に販売されたスバル車では、事故件数に差が出ているそうです。アイサイトを搭載している車と搭載していない車で比べたら、事故の総件数が60%も減ったそうです。車同士の追突に至っては84%も減っていると言うから驚きです。
自動ブレーキでも暴走車は止められない!?システムの意外な盲点(現場にアタック_TBSラジオAM954+FM90.5~聞けば、見えてくる~)

ただ、今はまだ機械がアクセルとブレーキを完全に制御する事は認められていないそうなので注意が必要です。仮に機械が誤動作して急なブレーキがかかっても、アクセルを強く踏み込めば解除されるようになっているようです。これだと、今回の様な暴走事故は防ぎようもありませんね。確かに交通事情によっては、危険回避でアクセルを全開で踏み込むことはあると思います。列車と衝突しそうな時に逃げ出そうとアクセルを踏み込んだら、暴走防止機能により線路上でストップしたとなれば即刻死にます。

やはり問題視すべきなのは、駐車場のように出口が歩道と接近しているケースでしょう。今回の事故も歩行者が犠牲になっていますから、そもそも車路に対面するよう歩道を設けるべきではないと思います。精算機のある駐車場の出口では、車が暴走をする危険性が常にあります。急ハンドルを切る可能性もあるでしょう。そうした事を考えたら、頑丈な防護柵を歩道に設置する事は必要だと思うのです。

病院に行ったが為に事故が起こって死傷者が出るなど、痛ましいとしか言いようがありません。
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