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少し昔の話を(こっくりさん編)

NHKで絶賛?放映中の境界のRINNE。こちらは既に第三期へ達しており、第15話は「こっくりさん」がテーマでした。アニメではさらっと出て来るこの「こっくりさん」。詳細はネットでググって貰うとして、今回は昔体験した恐ろしい話を書きたいと思いまする。

・・・

私がまだ学生だった頃、この「こっくりさん」が一大ブームになった事があります。発生時期は地域や世代によりバラツキますが、ほぼ全国区で知られた存在(遊び)でした。特に女子が好んで遊んでいたと思います。しかし、ある日の夕方恐ろしい事が起こってしまいました。

それは放課後の部活動の時です。教室から複数の生徒たちが血相を変えて飛び出してきました。慌てて声のする方へ駆け寄ると、ある机だけが一面真っ黒になっていました。話を聞くと、三人の女子生徒が「こっくりさん」をやっていたら、突如一人の女子が暴走をした模様。中々「こっくりさん」が帰ってくれず、最後はその子に憑依したと言うのです。鉛筆の芯でぐちゃぐちゃに塗りつぶされた机の上は無残なものでした。その後、別の生徒が交通事故死を予告されたりして大問題となり、学校の指示でこの危険な遊びはようやく封印されたのです。

奇妙なオカルトが注目されていた頃ですので、子供たちは次なる遊びを探し始めます。そして、学校の裏にある廃屋と墓地に注目しました。そこは獣道になっていて、遅刻をしそうな時に一部の生徒が抜けて来る秘密の道です。途中からお墓に通じる道が出てきますが、廃屋と墓地の組み合わせは最恐のミステリースポットでした。こちらは男子生徒が好んで肝試しに使っていたようです。

そして、ある日の事。

昼休み時間に先生が慌てて走って行きます。野次馬根性が旺盛だった私は、すぐに後を付いて行きました。向かった先は例の所。そこに女子生徒が泡を吹いて倒れていました。人が気絶している姿を生まれて初めて見た私は、先日の「こっくりさん」の余韻に恐怖しつつも、この世の不思議について考えるようになって行きます。それ以来、必ずお守りは手放さないようになりました。

後で聞いたところによると、女子生徒が奇妙な者と遭遇して逃げられなくなり、悲鳴をあげて倒れたところを他の生徒が気付いて介抱したとのこと。怖いもの見たさで獣道を下ったらしく、墓の手前で騒ぎになったと見られます。幸い日が明るく、周囲にも人がいたので良かったですが、もしも相手が本物の不審者だったら大変なところでした。って十分に不審者ですね、この場合も。

結局正体は分からずじまいでしたが、墓参りに来ていた人を暗い場所で誤認したのではないかと言うのが有力な説でした。思えば、私の通っていた学校は周囲のうち2面が墓場に接しており、あまり良い環境ではありませんでした。理科教室では猫の解体された標本もありましたし、実寸大の人体骨格標本もありました。ぬーべのマンガではありませんが、オカルトの要素は根強く残っている学校だったと思います。

・・・

最後に、私自身も新聞配達をしていた時に恐ろしい体験をしております。

早朝の暗い所を配達しますので、ある程度は仕事にも慣れておりましたが、二か所だけどうしても慣れない場所がありました。一つ目は廃屋周辺の配達です。1ヶ月だけ購読と言う理由で、ずいぶん遠くの家まで配達する事になった私。人里離れた道路沿いにあるお宅の手前には、錆びれた一軒の廃屋があります。とは言え見た目にはまだ新しく、廃墟と言うほど荒れてもおりません。知らない人が見れば人が済んでいる様に見えます。配達所の所長から間違って廃屋に配達しないようにと指示をされていたので、廃屋の次が配達場所だと認識しておりました。

慣れない場所だったので、昼間に下見をすることにしました。バイクで能天気に走らせて見ると、やがて廃屋が見えて来ます。ずいぶん遠くまで配達に行かせるのだなと不満に思いつつも、仕事だからと走っていました。初めてなのになぜそこが廃屋だと分かったかと言いますと、その家の前に近付いた時に悪寒が走ったからです。背筋がキンと冷える感じが実に恐ろしかったです。何者かに見られていると言う意味不明な視線を感じつつ、目的地を目指します。目的のお宅は普通の一軒家でした。

廃屋とその家は少しだけ離れています。ただ、歩けばそれなりの距離はありそうです。そして、配達先の周囲には他にも家が数件あったせいか、人の気配がして安心出来ました。空気感もまるで違います。が、廃屋の周囲には家が一軒も見当たりません。そこだけ寂しい林の陰に建っています。環境の違いがそうさせるのか、周辺には冷たい空気が漂っていました。背筋が凍るのも分かるなと自分に言い聞かせつつ、早朝の5時にここを通らなければならない事を残念に思ったものです。

後で聞いた話によると、廃屋になった理由は事件があったからだとか。その事を所長は知っていたそうですが、配達終了まで黙っていようとしていました。私が問い詰めてようやく白状しましたが、逆に聞かなければ良かったと後悔したのは懐かしい思い出。

二つ目はお寺の近くでした。不思議とお寺への配達は怖くありませんでした。何かに守られていると言う感覚があるからでしょうか。怖かったのはその途中に或る道でした。外灯のある道ではありましたが、ある地点だけ怖かった記憶があります。何もないはずなのに、毎回そこを通る時だけ何かの視線を感じました。声なのか何なのか分からない奇妙な感覚に襲われ、一心不乱にバイクを爆走させて通った事を覚えています。そんな生活を半年間続けましたが、私のところだけ配達エリアが三町にまで広がってしまい、毎日3時間以上走り回る事になった事から辞めることを決意。新聞社が辞めないでくれと説得に来ましたが、「いや、勘弁」と断って事なきを得ました。

やはり怖いのは生きている人間ですね。配達エリアが広すぎるのに、それを一方的に押し付けるのは良くないことです。でも、それをしてしまうのが人間なのです。新国立競技場の建設現場で若い監督が自ら命を絶ったように、利用できるものは利用し尽くして使い捨ててしまう。それが人間の醜いところです。少しは奇妙な存在に畏怖して、謙虚さを思い出さねばなりません。
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